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薬からの摂食嚥下臨床実践メソッド【レビュー・感想】疾患毎に嚥下機能の特徴が学べる

ばーくん
こんにちは、病院薬剤師ばーくん(@ba_kun_ph)です

実際に読んだ書籍の紹介させていただきます。

今回紹介する本は「薬からの摂食嚥下臨床実践メソッド」です!

※本記事は、薬剤師目線である事をご理解して読み進めて下さい。

薬からの摂食嚥下臨床実践メソッド

「薬からの摂食嚥下臨床実践メソッド」について

の特徴を簡単にまとめると‥‥

チェックリスト

  • 【本のタイプ】:通読型の教科書

  • 【ページ数】:228

  • 【発行日】:2020年8月28日 ←new
  • 【通読にかかる時間】:2~4時間

  • 【読み返し度】:4.0/5

  • 【おすすめ対象者】

    ・新人薬剤師

    ・認知症、パーキンソン病、呼吸器疾患の患者さんの対応が多い薬剤師

    ・嚥下のことにフォーカスを置いて勉強したい

  • 【特徴】嚥下機能に特化した数少ない参考書

「薬からの摂食嚥下臨床実践メソッド」感想レビュー【実臨床に沿った嚥下障害への対策】

目次

本書の目次がHPに掲載されていたので、まずは見てみましょう。

序章  薬剤からみた嚥下障害〜その誤嚥性肺炎、薬剤が原因かも!?〜
第1章 嚥下障害とは
第2章 高齢者の服薬の問題点
第3章 薬剤が嚥下に与える影響
第4章 誤嚥性肺炎への投薬―誤嚥と肺炎
第5章 疾患別の対応
    1 アルツハイマー型認知症
    2 レビー小体型認知症
    3 パーキンソン病
    4 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
    5 気管支喘息
    6 脳卒中

出典元:株式会社じほう 薬からの摂食嚥下臨床実践メソッド

ハリミちゃん
疾患毎に嚥下機能に特徴があるんだ…

掲載されている疾患

①アルツハイマー型認知症

②レビー小体型認知症

③パーキンソン病

④慢性閉塞性肺疾患(COPD)

⑤気管支喘息

⑥脳卒中

疾患によって、食欲が低下したり、嚥下機能の特徴的な低下が見られます。

個人的には、「嚥下機能が悪い」という認識だけであったので、疾患毎に特徴があるという事は勉強していませんでした

ざっくりと構成はこんな感じです
ばーくん

【感想】嚥下機能の特徴が疾患毎にまとめられた必須の本【評価★4.5/5】

本書を読み終えての私の感想です。

一言で感想を述べると、「嚥下機能の特徴が疾患毎にまとめられた必須の本」です。

今まで嚥下機能に特化した本は少なかったと思いますし、学生時代には病態として一通り習いますが、嚥下機能にフォーカスをあてた勉強は出来ていなかったので大変学びのあった書籍です。

勉強不足の昔の自分

⇒下記疾患は嚥下機能が低下する

・認知症

・パーキンソン病

・脳卒中

書籍を読んだ後

・アルツハイマー型認知症

・レビー小体型認知症

・パーキンソン病

・慢性閉塞性肺疾患(COPD)

・気管支喘息

・脳卒中

⇒各特徴的な嚥下の低下、食欲の波等が分かる。

これより、嚥下機能の事を含めて、薬学的介入を行う事ができるので、介入の幅が広がります。より良い服薬指導に近づけます

また、嚥下機能の基礎知識を一から学べ、実例として、嚥下が悪く錠剤が潰れたままになっていたりと色々な症例が紹介されています

ハリミちゃん
実際に有った事例が紹介されるは、ためになるね。

最後に、文献として、各章末に出典論文が載っている(全文では無く)ため、エビデンスや詳細が気になる際は、自己で確認することが出来ます。

Dr.から「エビデンスは?」っと聞かれた時もばっちり
ばーくん

最後に、紙が厚くてしっかりしているのも評価が高いです。ペラペラだと破れたりするので、個人的に良かったです。

良い点

・各特徴的な嚥下の低下、食欲の波等が分かる

・実例もしっかり掲載

・論文などのエビデンスもばっちり

・嚥下障害を深く読み解く上で必須

・しっかりとした用紙で出来た書籍

残念な点

残念な点は特にないです。

勉強不足な自分には調度良かったですが、詳しい先生であれば、もしかしたら物足りないかもしれません。

残念な点

・特になし

「薬からの摂食嚥下臨床実践メソッド」をおすすめしたい方

大学での勉強は、嚥下機能が低下する薬剤の勉強はありますが、疾患については学ぶことが少ないです。そのため、ほとんどの薬剤師へ本書はおすすめできます。

本書がオススメな方は以下です。特に、以下です。

新人薬剤師    ★4.0

認知症、パーキンソン病、呼吸器疾患の患者さんの対応が多い薬剤師 ★5.0

嚥下のことにフォーカスを置いて勉強したい  ★5.0

こんな方におすすめ

  • 嚥下機能が低下した患者さんに介入する機会が多い
  • 嚥下のことにフォーカスを置いて勉強したい
他の薬剤師と差をつけましょう!
ばーくん

さて、ここまでは、個人的な考えでしかないので、他の方のレビューをみてみましょう。

他の方のレビューもチェック

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【まとめ】「薬からの摂食嚥下臨床実践メソッド」疾患毎に嚥下機能の特徴が学べる【感想レビュー】

まとめ

■全体的な感想

・疾患特有の嚥下機能の低下、食欲の波等が分かる

・嚥下機能が悪い事で生じる実例もしっかり掲載

・論文などのエビデンスもばっちり

・嚥下機能を基礎から学べる

しっかりとした紙で出来た書籍

■残念な点

・特になし

■オススメ薬剤師

・新人薬剤師

・嚥下障害の患者さん(認知症、呼吸器疾患、神経内科系)の指導を良く行う薬剤師

ハリミちゃん
本を買って勉強したいけど、お金が…
薬剤師が読む本は、3冊買えば約1万円なので、実際かなり躊躇しますね…
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ばーくん

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ばーくん

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ばーくん

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ばーくん

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