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極める!小児の服薬指導【レビュー・感想】小児科未経験であれば一読を

ばーくん
こんにちは、病院薬剤師ばーくん(@ba_kun_ph)です

実際に読んだ書籍の紹介させていただきます。

今回紹介する本は「極める!小児の服薬指導」です!また、同じ著者から新しい書籍「小児の服薬指導 Next Step」が出ていますので、そちらののレビューはこちら

「極める!小児の服薬指導」について

の特徴を簡単にまとめると‥‥

チェックリスト

  • 【本のタイプ】:通読型の教科書

  • 【ページ数】:331

  • 【発行日】:2018年2月26日(初版)
  • 【通読にかかる時間】:4~6時間

  • 【読み返し度】:4/5

  • 【おすすめ対象者】

    ・新人薬剤師

    ・小児科病棟/小児科門前 薬剤師

  • 【特徴】

    小児の基本を押さえ、よくある質問に対しての回答と論文に基づいた質の高い知識が得られる +患者指導箋付き

「極める!小児の服薬指導」レビュー・感想【小児の服薬指導をするなら読みたい一冊!】

目次

本書の目次がサイト上にありましたので、参考程度に転用しています。

■1章 小児服薬指導の基礎知識
第1話 小児の服薬指導の特徴
第2話 服薬指導で収集すべき情報
第3話 小児で見られる疾患
第4話 小児の薬物動態の特徴
第5話 小児薬用量1 添付文書に記載がある場合
第6話 小児薬用量2 添付文書に記載がない場合
第7話 監査時に便利な小児薬用量の早見表
第8話 保護者への服薬指導1 「薬を飲んでくれない」悩みに応える
第9話 保護者への服薬指導2 患者指導箋を活用  〔コラム〕患者満足度への影響大きい待合の雰囲気
第10話 保護者への服薬指導3 時には「頑張り過ぎないで」と伝えてあげよう   〔コラム〕保育園では与薬依頼票が必要
第11話 小児への服薬指導  プレパレーションで服薬アドヒアランス向上  〔コラム〕小児薬物療法認定薬剤師の資格を取ってみました

■2章 年齢に合った飲ませ方
第1話 「指示通り服用」はわずか55%
第2話 おすすめの飲ませ方は年齢に応じて変わる
第3話 新生児?1歳前後はスポイトで飲ませる
第4話 乳幼児にはお薬団子もおすすめ
第5話 薬局で乳児に薬を飲ませてみる
第6話 1歳前後?3歳は食品に混ぜる手も
第7話 子どもの心をくすぐる粉薬の「おとなのみ」

■3章 剤形ごとの使い方指導
第1話 粉薬は味だけでなく、溶解性や保存方法も説明
第2話 錠剤・カプセル剤は口を湿らせてから飲む
第3話 吸入薬は年齢に合ったデバイスを選択
第4話 乳幼児への坐薬はオムツを替える姿勢で使う
第5話 イチジク浣腸は1歳未満には半量を使用
第6話 軟膏は塗布量や範囲、塗り方を具体的に説明
第7話 目薬はあっかんベーのポーズで点眼
第8話 ツロブテロールテープは皮膚のかぶれに注意

■4章 Q&Aでみる 薬剤ごとの服薬指導
第1話 解熱鎮痛薬
 ・熱さましはどんなときに使えばいい?
 ・熱はないが、痛みに解熱薬を飲ませて大丈夫?
 ・熱性痙攣の予防に解熱薬は有効?
 ・解熱薬は粉薬より坐薬の方が早く効く?
第2話 抗菌薬
 ・かぜに抗菌薬を出してほしいのですが……
 ・前回と違う抗菌薬が出たのはなぜ?
 ・クラバモックスは食後に飲んでも大丈夫?
第3話 抗ヒスタミン薬
 ・抗ヒスタミン薬を飲ませると眠くなる?
 ・抗ヒスタミン薬で熱性痙攣を起こしやすくなる?
第4話 鎮咳薬・去痰薬
 ・咳止めは副作用が出やすいって本当ですか?
 ・去痰薬を飲ませたら、かえってむせました
 ・ムコダインSの先発品と後発品の違いは?
第5話 その他小児に処方される薬
 ・ダイアップ坐剤の2回目はいつ入れる?
 ・子どもに向精神薬が処方された?
 ・ステロイドは副作用が怖いので、使いたくないのですが……
 ・ステロイドを長く飲み続けると、身長が伸びなくなるのでしょうか
 ・ステロイド服用中に、ワクチンを接種しても大丈夫ですか
 ・抗てんかん薬はどんな味?
第6話 サプリメント
 ・サプリメントで子どもの身長は伸びるか?
 ・妊婦の正しい葉酸の取り方は?

■5章 薬局で経験する小児の副作用
第1話 問い合わせの多い副作用は、眠気、便の異常、発疹
第2話 薬局でよく遭遇する抗菌薬による下痢  〔コラム〕抗菌薬による下痢の発症率は?
第3話 セフジトレンによる低血糖
第4話 β2刺激薬による頻脈、振戦
第5話 トラニラストによる難治性の膀胱炎
第6話 抗ヒスタミン薬の中枢作用に注意
第7話 ジアゼパム坐薬によるふらつきは筋弛緩作用が原因
第8話 薬物アレルギーは予測不可能で症状が多彩
第9話 アセトアミノフェンによる薬疹で顔に紫斑
第10話 カルボシステインの薬疹は夜飲むと起こりやすい
第11話 アスピリン喘息はCOX阻害作用が原因
第12話 抗インフルエンザ薬と異常行動との関連は?
第13話 セフジニル細粒で便が赤色に
第14話 バナナと鉄剤シロップで口の中が真っ黒に

■6章 妊婦・授乳婦の相談対応
【妊婦編】催奇形性や胎児毒性がある薬剤を把握する
 ・多くの薬物は胎盤を通過する
 ・妊娠週数で薬の影響は異なる
 ・ベースラインリスクを念頭に説明を
 ・催奇形性・胎児毒性がある薬剤を知ろう
 ・薬局では妊娠後期のNSAIDsに注意
 ・妊婦への投薬「禁忌=リスク増」と限らず
 ・慢性疾患ではアドヒアランス高める服薬指導を
 ・妊娠に気付かず服薬した場合の対応
【授乳婦編】薬剤の母乳移行性を調べよう
 ・母乳の利点と薬剤の影響を考慮して決定
 ・母乳を介した曝露量は非常に少ない
 ・「M/P比1以上」は乳汁中に濃縮
 ・RID10%以下が判断の目安
 ・バラシクロビルのRIDは4.7%
 ・ロキソプロフェンは授乳中に服用可能
 ・抗癌剤、放射性ヨードは服薬禁止
 ・参考にできる書籍や文献を手元に置こう
 ・ウェブサイトLactMedもお勧め
〔コラム〕母親のCYP2D6遺伝子変異で乳児がモルヒネ中毒死の報告 〔コラム〕大分県地域保健協議会の「母乳とくすりハンドブック」

■7章 お役立ち 患者指導箋
●お薬の飲ませ方
1 乳児の服薬
2 粉薬の飲ませ方<乳児編>
3 お薬の飲ませ方<小児編>
4 お薬を水に溶かして飲む
5 小学生の服薬
6 粉薬の飲ませ方1
7 粉薬の飲ませ方2
8 粉薬の飲ませ方3
9 粉薬の飲ませ方4
10 お薬Q&A

●苦い薬の飲ませ方
1 クラリシッドの飲ませ方
2 ジスロマックの飲ませ方
3 エリスロシンWの飲ませ方
4 バナンの飲ませ方
5 タミフルの飲ませ方
6 小青竜湯の飲ませ方

●お薬の使い方
1 坐薬の使い方
2 軟膏の塗り方
3 この軟膏、なめても大丈夫?目に入っても大丈夫?
4 目薬のさし方
5 イチジク浣腸の使い方 綿棒浣腸の方法

●ホームケア
1 嘔吐したら
2 脱水症状
3 下痢のときに出されるお薬
4 おしりのケア
5 嘔吐下痢症の予防
6 インフルエンザ
7 体調が悪いときの離乳食
8 下痢のときの食事
9 肌の保湿はこまめに

●授乳と薬
1 授乳中のお薬について
  気になることがあれば薬剤時にご相談ください
2 母乳のメリット
3 薬が母乳中に移行する機構
4 授乳中のお母さんが注意すべき嗜好品は?

●子育てサポート
1 呼吸器感染症
2 ジェネリック医薬品について
3 市販薬の使い方
4 市販薬の注意点
5 病気を予防しましょう
6 赤ちゃんの元気度チェック
7 急な症状の変化で医療機関を受診するとき
8 誤飲・誤食したとき
9 被災時に必要な知識
10 災害時のミルクの対応

出典元:紀伊國屋書店 より

詳しく書かれており、興味を持たれた方も多いのでは?
ばーくん
小児の服薬指導をする上で、とても役立つ書籍だったため、詳しく紹介します。

まずは、第1~3章基礎知識として、用法用量についてや考え方の説明から始まり、徐々に実践的になります。

小児と言っても年齢によって発達状況が様々です。児自身と両親への指導が必要となりますので、思った以上に難しいです。著者の経験や論文からの情報が惜しみなく書かれており、とても勉強になります。

第4章からは、薬剤毎で良く受ける質問と回答を中心に記載されています。

「へー、知らなかった」「確かに聞かれた事ある」など、とても参考になりました。
ばーくん

第6章は、特に気を遣う妊婦・授乳婦についてです。大学で習ったことも多いと思いますが、復習の意味であったり、書籍や文献元が載っていますので、知らない方は是非確認しましょう。

第7章は、お役立ち患者処方箋です。「日経DI」というサイトからダウンロードが可能です。中身はとても良いのですが、ダウロードがやや難点(残念な点の項目でお話しします。)

患者処方箋はすぐ使えて、とても便利
ばーくん

【感想】小児の服薬指導をするなら読みたい一冊【評価★4.0/5】

本書を読み終えての個人的な感想です。

一言で感想を述べると、「小児の基本を押さえ、よくある質問に対しての回答と論文に基づいた質の高い知識が得られる書籍です。さらに、小児に使える患者指導箋がついてくるサービス付きです。ページ数もかなり多いです。

小児(親も含む)を指導する上で、必要なことが順序よくまとまっており、さらによく受ける質問事項に対する回答や論文・経験ベースでの解説で理解を深めることができます。

一通り読むことで小児を服薬指導するための基礎知識は身に付くと思います。また、小児に使える指導先も重宝します。PDFなので簡単に印刷も出来、iPadやPCにも入れておく事ができます。もちろん印刷して患者さんにお渡しすることも可能です。

小児科の服薬指導を行う予定があり、書籍選びに悩んでいれば候補となる1冊です
ばーくん

良かった点

・小児の服薬指導として、基礎やよくある質問が学べる

・患者指導箋がダウンロードできる

・冊子が大きく読みやすい

・kindle版もある

残念な点

とても充実した内容ではありますが、残念な点もあります。

まず、「お役立ち 患者指導箋」ですが、ダウンロードが一括で出来ません。日経DIのWEBページに飛びそ、こからダウンロードするのですが、
一つずつパスワードを入れてダウンロードしなければなりません。ZIPファイルにまとめて、提供頂ければ凄く助かりました。

内容は本当に良いものです
ばーくん

書籍の内容ではないので、日経DIさんが改善してくれたらよのになぁと思いました。

次に、最近の雑誌は4000円代で購入できることが多いため、価格がやや高めの印象を受けるかもしれません。最近はかなり安い良書が多いため、そう思うのですが、中身は経験の詰まった内容なので納得の値段ではあると思います。

他の書籍が安すぎる影響もある・・
ばーくん

また、薬局ベースなため、病棟での服薬指導の内容や小児で比較的多い白血病などの化学療法についての情報はほとんどありません。

こちらの情報も必要な場合は、個人的には、国立成育医療研究センターが作成している「小児科領域の薬剤業務ハンドブック」書籍がオススメです。

薬局業務であれば、極める小児の服薬指導で十分です。

最後に1点。小児科の指導経験がある方は既に知っている事も多いかもしれませんので、一度本屋で目を通してみる事をオススメします。

残念な点

・患者指導箋がダウンロードしにくい

・価格がやや高め(他書籍が安すぎるだけだが・・)

・小児科を経験している薬剤師であれば、既に学んでいる事が多い

「極める!小児の服薬指導」をおすすめしたい方

成人と小児の服薬指導は全く別と思っておきましょう。基礎は知っておくべきですので、小児の経験がない先生は、一読をおすすめします。

こんな方におすすめ

  • 新人薬剤師
  • 小児科門前の薬局薬剤師

さて、ここまでは、個人的な考えでしかないので、他の方のレビューをみてみましょう。

他の方のレビューもチェック

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楽天レビューはこちら

【まとめ】「極める!小児の服薬指導」読まない選択肢は無い【感想・レビュー】

まとめ

■学べる内容

第1~3章:基礎知識として、用法用量についてや考え方の説明から始まり、徐々に実践的

第4~5章:良く受ける質問と回答を中心に記載

第6章:妊婦・授乳婦の薬剤の注意点

第7章:お役立ち患者処方箋

■良い点

・小児の服薬指導として、基礎やよくある質問が学べる

・患者指導箋がダウンロードできる

・冊子が大きく読みやすい

・kindle版もある

■残念な点

・患者指導箋がダウンロードしにくい

・価格がやや高め(他書籍が安すぎるだけだが・・)

・小児科を経験している薬剤師であれば、既に学んでいる事が多い

■オススメ薬剤師

・新人薬剤師

・小児科門前の薬局薬剤師

ハリミちゃん
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薬剤師が読む本は、3冊買えば約1万円なので、実際かなり躊躇しますね…
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ばーくん

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ばーくん

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ばーくん

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ばーくん

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