実際に読んだ書籍の紹介させていただきます。
★2022年9月7日に4版が発売されました!今回より、書籍の内容がPC・モバイル端末で検索できるWEBサイト「薬剤検索WEB」が導入されたため、より利便性がUP!!
「腎機能別薬剤投与量POCKETBOOK」について
本の特徴を簡単にまとめると‥‥
チェックリスト
【本のタイプ】:辞書タイプ
【ページ数】:596ページ
- 【発行日】:2022年9月7日
【通読にかかる時間】:通読不要
【使用頻度】:5/5
【おすすめ対象者】
・病院薬剤師
【特徴】本・Web上から、腎機能に合わせた投与量が素早く確認できる
「腎機能別薬剤投与量POCKETBOOK」感想レビュー【便利な辞書代わり】
公式サイトを確認
まずは、株式会社じほうの公式サイト説明を見てみましょう。
腎機能低下患者及び透析患者への薬物治療では、用法・用量の調節を考慮しなければならない(または禁忌)薬剤が多数存在し、適切な投与設計が医療者に求められます。本書では、現在市販されている薬剤の腎機能別推奨投与量を、GFR又はCCr5mL/min刻みの一覧表で掲載しており、「患者に投与したい薬剤・処方された薬剤は果たして減量が必要なのか?」「腎機能に応じた至適用量はどのくらいか?」が一目でわかります。
第4版では2,000を超える医薬品の2022年4月1日現在の情報を掲載し、減量法についても最新の知見を踏まえ記載内容を精査しました。さらに、購入者限定の特典として、書籍の内容がPC・モバイル端末で検索できる便利なWEBサイト『薬剤検索WEB』を開設。持ち運びに便利なポケットサイズの書籍とWEBサイトを併せてご利用いただくことで、より一層、臨床での強力な助っ人になること間違いなしの1冊です!
改訂頻度は?【2年ごとに改訂】
こんな方のために、改訂頻度お示しします。
改訂頻度
・第1版:2016年6月20日
・第2版:2018年6月25日
・第3版:2020年6月25日
・第4版:2022年9月7日←今回
2年毎に改訂されていますので、2022年の今購入しておけば、約2年は新しいものが出ないと考えられます。
改訂頻度は?
・約2年ごと
【感想】ランキング上位も納得の見やすさ・薬品集で、文献を調べる時間を短縮【評価★5/5】
本書を使ってみての私の感想です。
一言で感想を述べると、「業務を効率よく行うために、必須の相棒」です。何といってもこの本の特徴は、見やすさ、探しやすさを重視しています。
約600ページの中に最近の新薬以外はほとんど載っています。
下の画像のように、GFR又はCCrで線が引かれており、患者さんの腎機能に合わせた投与量がいくらなのかひと目でわかります。
索引が始めの方にあるので、普通の本のように後ろのページの索引から探さなくても大丈夫です。
また、腎機能の適切な評価が出来るように、基礎的な事が記載されているページがあるので、復習したい時に便利です。
色々なマークで大事なところが分かるようになっています。
ポイント
◎:最重要
〇:重要
△:要注意
透析性〇や透析性×
禁忌のマーク:腎機能低下時には禁忌
さらに、
使い方としては、調剤・監査を行う際に、「ん?、と思ったものは」この本で確認しています。
もっと詳しく情報が欲しい場合は、白鷺病院のホームページで確認ができますので、これを利用して医師会アプローチしたりしています。
ポイント ・腎機能に沿って見やすい設計 ・各マークで注意や重要度の助けも ・2000を超える医薬品を掲載 ・不足は白鷺病院などの他のデータベースで調査 ・Web対応で、確認がより早く出来るように
Web検索の使い心地はどう?【検索速度UP!】
第4版より、導入されたWeb検索機能を早速使ってみました。画像が著作権上載せれませんが、シンプルなUIで使いやすいです。もちろん情報は本書と同様でした。省略もありません。
検索文字数の既定も無く、2文字、3文字でも検索出来ます。ロードも遅くないので、今までページ数を調べて探していたことが、PCがあれば、あっという間に調べる事が出来ます。
スマホで閲覧が可能なので、持ち運び的にもWeb検索は重宝すると思います。
ただ1点注意することは、以下です。
注意ポイント
■シリアルコード1つにつき、PC1台とモバイル端末1台のみ
※ログアウトは出来ず、別機器での使いまわしは出来ない。例外として、機種変更時は、問い合わせページより、連絡すると変更が可能となる。
残念な点【徐々に値段上昇・分厚くなってきている】
残念な点を挙げるとすると、徐々に値段が上がっています。改定の度に、ページ数が増えているので致し方ないとは思いますが、3版3960円⇒4版4180円と少しずつ高くなっています。初期の頃は3600円ぐらいだった思います。
ページ数が増えるに伴い、書籍自体の厚さも増えています。まだまだポケットに入る大きさですが、今後が少し心配です。
残念な点
・版数が上がるごとに、値段が上がってきている
・分厚くなっている(あまりデメリットではないです)
「腎機能別薬剤投与量POCKETBOOK」をおすすめしたい方
本書がオススメな方は以下です。
病院薬剤師 ★5.0
こんな方におすすめ
- 病院薬剤師の方
- 血液検査の結果を良く見る薬剤師
腎機能に沿った投与量が添付文書に載っていなかったりするので、サイトを確認したり色々大変ですが、
本書があれば約1分で調べることができ、自信を持って疑義照会することができます(盲目はNGですが)。
腎機能に合わせた投与量を聞かれ、アタフタした毎日…
ネットに情報が落ちていない場合、下手をすると10分以上かかってしまいませんか?最悪、データが無い事も
焦りで、監査や業務の精度が落ちてくるのを本書が予防してくれます。
ドクターから出典を求められても、「日本腎臓病薬物療法学会が編集している」と回答したら文句は追及されたことは無いです。
2年間で4180円であれば安い買い物だと思っています。
職場内に持っている方は居ませんか?
ほとんどの方が持っていて、Amazonもランキング1位です。ここまでは、個人的な考えでしかないので、他の方のレビューをみてみましょう。
他の方のレビューもチェック
【まとめ】「腎機能別薬剤投与量POCKETBOOK」感想レビュー【通常業務に必須の相棒】
まとめ
■全体的な感想
・腎機能に沿って見やすい設計
・各マークで注意や重要度の助けも
・Web検索も対応←NEW!
・2000を超える医薬品を掲載
・不足は白鷺病院などの他のデータベースで調査
■残念な点
・値段が上がってきている
・分厚くなっている(あまりデメリットではないです)
■オススメ薬剤師
・病院薬剤師
最後まで読んでいただいた方へ、日本腎臓病薬物療法学会からPDFが提供されていますので、まずはこれをPCに入れておくことがオススメです。
学会のページ➡日本腎臓病薬物療法学会公式HP
自分は仕事に慣れてから遊び回り、無駄に時間を費やしてしまいました…。
今は後悔しかありません。
経験年数が増える程、「知っていて当たり前」という事が圧倒的に増えます。現在何とか埋め合わせをしようと勉強中です。
「Kindle unlimited」というAmazonの月額読み放題制度はご存知でしょうか?
ビジネス書・実用書・マンガ等様々な書籍が読み放題です。
立ち読み感覚で雑誌の斜め読みしたり、微妙と感じたらすぐに次の本に移れます。
楕性で読むという事から開放されます!もちろんPC,スマホで閲覧出来ます。
月額980円の「Kindle unlimited」ですが、
今なら最初の30日は、無料です!詳しくは、公式ページへ➡Kindle Unlimited 公式サイト
さらに、同じAmazonの制度ですが、通学時間や料理を作りながら勉強できるAudible(オーディブル)が、時間を有効活用する上で大変便利です。Air Podsと合わせれば、更なる効果!
受動的な学習は、楽です。目を瞑っても学習できる時代が来ました。
今だけ初回30日間は無料!詳しくは、公式サイトへ➡Amazon audibleの公式サイト